しゃっくり(吃逆)

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原因

  • 胃の膨満
  • 横隔膜の刺激
  • 横隔膜神経の刺激
  • 中枢神経系腫瘍
  • 感染

治療

しゃっくりの急性発作を止める方法

  • 胃の膨満を解除する。
    • 抗鼓腸薬(マーロックスほか)
    • メトクロプラミド(プロメチン)またはドンペリドン(ナウゼリン)10mg
  • 経鼻的に胃にチューブを挿入
  • 咽頭を刺激する。
  • 飲む側と反対側のコップの縁に口をあてて飲む
  • グラニュー糖(茶匙山盛り2杯)
  • リキュール(グラス2杯)
  • 冷たいもの(スプーンや鍵など)を首すじから背部へかけてあてる(項部から背中に向けて落とす。頚部伸展を生じて作用する)
  • 鼻孔から咽頭に向けてチューブを挿入
  • PCO2を上昇させる。
  • 吸気後に呼吸を止める
  • リブリージング(紙袋を利用して呼気を再び吸う)
  • 肝臓腫大が原因の時はプレドニゾロンを投与
  • 上記の方法がいずれも無効で、患者の苦しみがつづくときには、クロルプロマジン25mgを筋注あるいは25〜50mgを6〜8時間毎に経口投与する。眠くなることや軽度の頭痛、心悸亢進があるかもしれないことを説明したうえ、横臥させてから注射する。

維持療法

  • 胃の膨満の解除
  • マーロックスを10ml、または他の類似薬を毎食後および夜1回
  • メトクロプラミド(プロメチン)、ドンペリドン(ナウゼリン)10mg4〜8時間ごと
  • しゃっくり反射を中枢で抑制する。
    • 横隔膜が腫瘍によって直接刺激されているときに必要となることが多い。
    • クロルプロマジン10〜25mgを1日3〜4回経口投与
  • 頭蓋内腫瘍による中枢性刺激を抑制する。
    • フェニトイン(アレビアチン)200〜300mg/日
    • バルプロン酸(デパケン)500〜1000mg夜1回

全身倦怠感

  • 病状の進行を主原因とした脱力には、副腎皮質ホルモンの投与を試みる。
  • すなわち、デキサメタゾン4mg/日、またはプレドニゾロン20〜30mg/日
  • 高カロリ−中心静脈栄養法は、体重増加にはつながるが、倦怠感や脱力感は残存し持続することが多く、適応となることはまれである。

貧血

症候と診断

  • 貧血は、以下のような症状を起こす
    • めまい
    • 動悸
    • 狭心症
    • 呼吸困難
  • めまいや労作性呼吸困難が、貧血によるものなのか、進行した悪性腫瘍によるものなのかを鑑別するのは難しい。患者の予後が、(数日というより)数週間ならば、輸血をしてみるとよい。それで症状に変化がなければ、事態は明確になり、それ以上の輸血の適応はない。

治療

  • 貧血が出血による場合は、骨髄機能の低下を伴っている時でも、鉄剤補給によく反応する。
  • 低色素性小球性貧血を示すような鉄欠乏性貧血の患者で、予後がかなり期待できる場合には、鉄剤を与えるとよい。
  • 輸血
    • 進行した悪性腫瘍の衰弱や疲労の回復には、輸血はあまり有効ではない。
    • あえて輸血をすることがあるのは、(結婚式に出席するなどの)特別の機会に患者を元気づける場合である。しかし、その効果は(1〜2日間)の短期間にすぎない。
    • 副作用(発熱、心不全、一過性の錯乱を伴った尿素値上昇)
    • 輸血はリスクを伴うので、末期患者と取り組むときには、医原的な災いを起こすことにも配慮しておかなければならない。。
    • コントロール不能なある程度以上の出血は、通常、輸血の適応とならない。かえって、出血を激しくするだけである。
    • 全身衰弱がさらに進行するにつれ、輸血によって得られる効果は減少する。治療の対症は、脱力症状であって、ヘマトクリット値ではない。
  • 慢性疾患にみられる貧血は、ヘモグロビン増加促進薬を使用しても反応しない。

眼の症状、障害

  • 眼窩への転移は、乳がんと悪性黒色腫でも最も起こりやすい。
  • 痛み
  • 眼球突出
  • 複視
    • 複視は、頭蓋内圧への亢進、あるいは頭蓋底への転移(乳がんで最も多くみられる)のために起こる。副腎皮質ホルモンの大量投与ないし頭蓋底への放射線療法、あるいはその併用が役立つ。片方の眼に眼帯をすると、複視の煩わしさからは解放される。
  • 視野欠損
  • かすみ眼(霧視)は、抗コリン作動性薬(三環系薬、スコポラミン、アトロピン)が原因で起こる。モルヒネを服用している患者で、間欠的な眼のかすみを訴えることがあったら、投与量を減らしてみるとよい。

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