持続性皮下注入法

ホームページに戻る
がん緩和ケアマニュアル目次に戻る

 

  • 薬物の持続皮下注入法は、症状コントロール効果があり、また次のような利点がある
    • 飲食ができる
    • 自由に動ける
    • 在宅ケアが可能
  • 薬物 24時間あたりの初期投与量
    • モルヒネ 24時間経口投与量の1/3〜1/2
    • ハロペリドール(セレネース) 5〜 20mg
      • モルヒネと配合可、ただしハロペリドールの濃度は1.5mg/ml以下とし、調合後ただちに使用すること
    • メトクロプラミド(プリンペラン、テルペラン)
      • 0.5〜2mg/kg
      • 消化管の閉塞がある場合は使用を避ける
    • スコポラミン (仙痛に)0.8mg〜2.4mg
    • ミダゾラム 10〜30mg
  • 次の薬も、持続皮下注入法投与できるが、治療例は、限られる。
    • 薬剤 24時間あたりの初期投与量
      • メトクロプラミド 30〜60mg
      • デキサメタゾン 2〜12mg
      • アトロピン 1.2mg( 0.5〜3)
      • フェノバルビタール 200mg
      • ヒアルロニダーゼ 1ml
  • 機器
    • ニプロ
    • テルモ
  • 注入器の整備と刺入部位のケア
    • いつも行うべきこと
      • 刺入部位の選択
      • 上胸部(肋骨)
      • 上腕部(外側がよい)
      • 腹部
      • 大腿部
    • 毎日行うこと
      • 刺入部位の点検(炎症があれば部位の変更)
      • 注入速度の点検
    • 具合の悪いときに行うこと
      • 注入の停止または注入速度が遅いとき
      • 注入部に炎症所見
      • 接続管のねじれ
      • パッテリー切れ
    • 薬の選択
      • 刺入部位の変更回数は、使用する薬によって異なる。オピオイドとメトクロプラミドまたはハロペリドールのときは1〜3週ごとに変更すればよい。
      • 刺入局所に炎症性反応を起こして痛みを訴える場合には、次のように処置する。
        • 毎日刺入部位を変えて予防する。
        • 他の薬に代える
        • 注入液中に50〜100mgのヒドロコルチゾンを加える。

ホームページに戻る
がん緩和ケアマニュアル目次に戻る